ジャニスト三部作っぽい曲の話。

どなたかのコラムで、濱ちゃんのなで肩を『恋の奈落の滑り台』『女を引き込む魔性のスロープ』と表現していて、自己紹介に盛り込めばいいのにと思った次第です。

『なで肩は、恋の奈落の滑り台。濱田崇裕です。』
…あれ、なんか「えくぼは恋の落とし穴」みたいになってる。

 

 


そんなことはさておき、いまさらジャニストの三部作っぽい曲の話をしようと思います。

 


Can't stop→Criminal→Eternalで物語が繋がってる…的な話を淳太くんがしてましたね。


まずCan't stop。
(ベスアの黒髪神ちゃん最強。マジかっこいい。)

登場人物は【僕】と【君】と【ヤツ】の3人。
場所はどこかの屋敷で行われているパーティー会場。

【ヤツ】と【君】は付き合っている(もしくは結婚している)。
【僕】は【君】のことが狂いそうなくらいに好き。
【君】は【ヤツ】から助けてほしいと思っている。
【僕】は【君】を連れて逃亡することを決める。そして【君】は【ヤツ】からもらった指輪を抜き捨てて【僕】に付いていくことを決める。

『僕=君←ヤツ』の図式が成り立つらしい。

世界が軽蔑する汚れた愛だと言いながら、叶わぬ愛はないし運命だという【僕】。


【僕】が【君】を連れ去って逃げるところで終わるのがCan't stop
なんだろう、『卒業』かな。花嫁奪って逃げるやつ。

 

とりあえず濱ちゃんに連れ去られるなら、何もかも全部かなぐり捨ててでも付いていきます。
ウサイン・ボルトもびっくりの勢いで走り出す所存です。目指せ世界新

 

 

 


次がCriminal。
登場人物の名称はCan't stopのものをそのまま使用します。
Criminalは【ヤツ】側の曲ということで解釈しています。

人物を指す名称が【君】しか出てこない。
そして、全部が【ヤツ】目線の話でしかない。
確かラジオで淳太くんが「ストーカーの曲なんやって」と言っていたので、【ヤツ】は【君】のストーカーになったんでしょう。

Can't stopは、【君】の意思が汲み取れる表現がちょこちょこ出てきているのですが、Criminalは違う。
『流れる血を心配そうに君がじっと見つめるんだ』という歌詞はありますが、【君】が見つめているのは誰なんでしょう。
【ヤツ】?それとも【僕】?

【ヤツ】は【僕】に怪我を負わせるレベルで襲い掛かり、それでもなお掴みかかってくる【僕】を振りほどいて【君】を奪取してハイウェイへ向かった模様。

『誰にも渡さない・君なしの未来なんていらない・誰にも邪魔はさせない・この愛はもう止められない』とまぁ、独りよがりな感情を押しつけまくってくる【ヤツ】。

【ヤツ】が【君】を連れ去って逃げるところで終わるのがCriminal。

 

ストーカーは犯罪ですよ!と思ったら、曲名がCriminal(犯罪)だった。
わかってんじゃねぇか。

 

 

 

 

そしてEternal。
これも【ヤツ】目線の曲だと解釈しております。
これもCriminalと同じで、【ヤツ】目線の話でしかないわけです。
【君】の意思が汲み取れる歌詞が出てこない。

『君は優しく微笑んで 静かに頷いた』という歌詞はあるのですが、【君】の真意が見えません。

【僕】から【君】を奪取し、最果ての街までやってきた【ヤツ】。
廃屋に隠れて、『心配しないで』と身を寄せる。
愛が止められない、止めたくない、【君】を手放せないと言う【ヤツ】。

『世界中敵になっても 君を守り抜く』という【ヤツ】は、何から【君】を守ろうとしているのでしょう。

【ヤツ】が考える真実の愛は、【ヤツ】と【君】だけがいる世界で、それに異を唱える輩は全員敵、ということでしょうか。
やだ…ストーカー怖い…。

【僕】だって黙っているわけではありません。【君】を取り戻すべく追いかけてきます。
近付いてくる【僕】の気配に対し、【ヤツ】は『やってやる、準備はできている』と最後の戦いに挑むつもりです。
この歌詞のI'm ready nowのreadyは、準備ではなく覚悟と訳す方が自然なような気がします。

直後の『君が隣にいるならどんな終わりも綺麗だね』という歌詞から考えたとき、【ヤツ】のできている『覚悟』というのはなんでしょう。おそらく「死」ではなかろうかと推測しております。

【ヤツ】一人の死なのか、それとも、【君】との心中なのか。
はたまた、【ヤツ】と【君】だけの世界を邪魔する【僕】を殺してしまおうということなのか。

最後の戦いに挑もう、というところで終わるのがEtarnal。

 

なんにしたって、【ヤツ】病んでますね。お薬でどうこうできる病み方じゃなさそうですけど。
認知行動療法で、【ヤツ】自身の「認知の歪み」を認識してもらうのがいいのではなかろうか。
いかん、おかしな職業病が出てきた。

 

 

3曲を振り返ってみたところで、【僕】も【ヤツ】もなかなか気持ち悪いなって思いました。

『【君】と愛し合うのはたぶん運命だったんだよ!』な夢見がち男と、『【君】なしの未来なんていらないから連れ去っちゃうもんね!』なストーカー男。

そんな二人に愛された【君】は、相当男運がないんだね…。

ご愁傷様です…。

 

ただこの三部作、まだ結末が見えてないのです。

Eternalの続きになる曲が発表されるのを待ちたいと思います。